猫と犬の多頭飼い。シャイな猫さんと、なつっこいワンちゃんが快適に暮らせるよう

猫と犬の多頭飼い。シャイな猫さんと、なつっこいワンちゃんが快適に暮らせるよう
今回のご依頼は先住猫さんのいるところへ保護犬さんをお迎えしたところ、ワンちゃんが猫さんに「あそぼー!!」という感じでグイグイくるため、もともとお家の中で、好きなところでまったり過ごしていた猫さんが、勝手口にご飯を食べに来るだけで、あとは第2、第3のお家へ行ってしまうようになったとのこと。
寒い時期、体調も心配なので何とか猫ちゃんの居場所を作ってほしいというご依頼でした。

施主様の猫さんは室内飼いですが、特定のお家にだけ遊びに行くという生活スタイルです。それが第2、第3のお家です。
ご高齢のご近所さんに癒しをお届けしている、優しい猫さん・・・
ご近所の皆さんもご理解いただき、やさしく見守っていただいているという状況に、地域の絆の強さを感じました。

猫さん好き好き!アピールをするワンちゃんに、全く悪気はないのですが、成猫・成犬の共同生活は、お互いを受け入れるまでに少し時間が必要かもしれません・・・
いずれは一緒にソファの上で日向ぼっこしながらお昼寝をしてくれることを信じて。
そして、猫の特性として、ひとりになりたい時もあります。
むしろ無いとストレスを溜めてしまいます。
ここはしばらくの間、居住空間を分ける形で設計を始めました。

2匹の距離が縮まるまで、お互いが寛げる場所を・・・

ねこステップ・ねこルート・ねこボックス・ねこだまり・ねこトンネルのフルコース

ねこステップ・ねこルート・ねこボックス・ねこだまり・ねこトンネルのフルコース
動線は勝手口から「ねこステップ」を上って「ねこルート」へ。
ねこルート」は部屋をクルッと回るように設置し、部屋の角には休憩が出来る「ねこだまり」を設置しました。そしてキッチンからリビングへ、床を歩かなくても行けるように、2つのお部屋の間にある壁に「ねこトンネル」を設置しました。
ねこルート」には「ねこボックス」を2か所設置しました。あご乗せして休めます。

猫の休憩場所、ねこだまり

また、勝手口へ入って来た途端にワンちゃんの「好き好きアピール」を受けても大丈夫なように、床置きの「ねこボックス」も製作しました。
一旦、箱の中で待機して、上の穴からステップへと上って行けるような設計です。

壁はひっかきに強いサンゲツの強化クロスをチョイスしました。
ねこ飼いさん御用達の壁クロスです。
壁クロスを施工後、ステップ等を設置しました。

ねこルート」の設置位置は低めをご希望されました。
猫さんの年齢を考慮して、カーテンレール位置のギリギリに設置しました。

設置方法は棚受け金具を使用。
金具が全く見えない設置方法も有りますが、今回は金具が見えてもOKということで、この方法になりました。

棚受け金具を使用した設置ですが、カーテンレールの位置との関係でルート板の下に金具を付けることが出来なかったため、板を下から支える形ではなく金具にルート板を乗せる形にしました。

壁クロスの色に近い、白色の金具を選択しました。
あえて目立たせるように濃い色の金具を使うこともありますが、今回は同系色でまとめることになりました。
小さなことですが、生活の中で必ず目に入ってくる物の色は意外と大切だと思います。

施主様のお気に入りには・・・と、こんな事にもこだわって製作しました。

「ねこトンネル」をくぐり抜け、キッチンからリビングへ行って「ねこボックス」にあご乗せして休憩してほしい!!!

いざ完成!
ねこだまり」でくつろいでほしい。
ねこルート」の上を闊歩してほしい。
ねこトンネル」をくぐり抜け、キッチンからリビングへ行って「ねこボックス」にあご乗せして休憩してほしい!!!
う――――ん、是非!

完成したその日は、ご近所さんへ癒しをお届けしに行っていたため様子を伺うことはできませんでした。

後日、ステップ3段までクリアしました!とご報告いただきました。
良かったです!
少し時間はかかるかもしれませんが、使ってくれそうです。

DAIKENの「ねこステップ」なども、勿論設置させていただいています。
ただ、既製品ではカバーできない施主様のご希望や生活スタイル、猫さんの性格や年齢など、いろいろとお話しながら最適なご提案をさせていただきます。

市販されていないけど・・・
「こんなのあったらいいな」と思われたら、お気軽にご相談ください。

市販されていない猫用品

このこと暮らすおうちカンパニー・R four L Pet Reformが快適で楽しいニャンライフを全力でお手伝いさせていただきます。

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