防草シートを敷く前に地面を平らに固める転圧作業をし、つなぎ目も隙間無く!その3
草を取り去り、新しく砂を入れ転圧をします。
これはなかなか大きな音がします。
転圧機が動き始めた瞬間、ももこはブルブル震えて、颯太は吠え散らかしましたが、少しすると落ち着きを取り戻し、何事も無かったかのようにまったりしていました。
転圧機は地面を平らにする機械ですが、ガンガン打ち付ける音というより、「ぐぉーーーん」という機械の唸り声の様な感じの音がします。
狭い所や壁際は手作業でポンポンたたきながら転圧します。
平らでないと人工芝を敷いたとき、凸凹感が足裏に伝わってきますので、手を抜けない作業です。
平らになったら防草シートを敷き詰めますが、この時、いかに隙間なくしっかり敷くかもポイントです。
だって「お家ドックラン」といいつつ、草取りからの解放が秘めたる目的なのですから・・・
我が家の場合は特に、形が正方形ではないことと雨水枡の蓋が数個あることで、とても手間がかかるそうで、桝の周りは丁寧にテープ止めしながら敷き詰めていました。
職人さん曰く、「丸い部分は難しいんですよー」とのこと。
照れ笑いしながらなので、まぁまぁの自信作ということでしょうか・・・
仕上がりはとっても奇麗。きっちり敷き詰めていただけたので準備万端!
いよいよ芝の敷き詰め作業です。
犬の運動不足やストレス解消に!お家ドックランが完成しました。人工芝はふかふか
毛足4cm、約180cm幅×5mを4本、用意しました。
無駄なく敷き詰めるために、庭の形にカットするには豊富な経験が必要です。
芝目も揃えないといけないし、適当にカットして敷いて行っては材料が不足してしまう可能性もあります。
職人さんはスイスイとカットして仮置きしていきますが、なんだかその様子を見て大っ嫌いだった図形の授業を思い出した私は、背中がもぞもぞ・・・。
先生の顔や成績が悪かったことまで思い出し、懐かしいような、苦いような気持ちになりました。
カットするときに無駄なくカットすることと、もう一つ注意しなければいけないのが、カットする位置です。
人工芝は基布に一定間隔で“芝”が埋め込まれて作られています。
毛足の長いものは分かりにくいですが、芝部分を起こしてみると、植えこまれた隙間があります。
そこをカットすることでほつれを防ぐことができます。
サイズを合わせつつも、ほつれない位置でのカットは必須です。
敷いたときに違いが出るカット作業は、職人技が光る部分かもしれません。
人工芝は出来るだけ大きくカットされたものを繋ぎ合わせる方がきれいに仕上がりますが、つなぎ目はどうしても発生します。
その部分がしっかりつなげられていないと、見た目も残念なものになりますが、そこから雑草が生えてきたり剥がれたりといろいろな不具合が出てきます。
ジョイントシートにしっかり接着剤で固定しますが、基布が重なり合わないように、かつ、離れすぎないように、完成したときに “面” に見えるように敷き詰めます。
これも技術がものをいう作業です。
敷いたばかりの時は、巻いてあった癖が残っているので少しつなぎ目が目立ちますが、しばらくすると落ち着いて来ます。
仮置きが終わりU字釘で固定していきますが、ここでもポイントが。
カットする時と同様に、基布部分に打ち込むように芝を起こしながら作業していきます。
芝の上から打ってしまうと、そこだけポコンとへこんでしまいます。
リアル人工芝なのに、リアルでなくなってしまう大きな原因です。
もちろん、そこはしっかり!
とうとう完成です!
モフモフのやわらかな感触です。
我が家のわんズに感想をお聞きしたく、お庭に出てもらいました。
以前のちょっとチクチク感のある人工芝から、モフモフになったので最初はちょっと戸惑い気味でしたが、次第に慣れてきて、いろいろな所をスンスンしながら確認し、道行く人があると、小走りに近寄ってフェンスの隙間から見たりしています。
「おいで!」と言うと、全力で走ってきます。
これこれ!この感じ。いい感じです。
更に運動量を上げようとプラーを投げたりしてみましたが、お家の中でも「持ってこい」遊びはあまり得意ではないのであえなく撃沈。
悲しくプラーがコロコロと転がっていくだけでした。
ただ、安心してお庭で日向ぼっこをしたり、風や匂いを感じたり、五感を刺激することが出来るのでとてもいいなと思っています。
そして、心の中で大きくガッツポーズ!
建前はわんズのためのドックラン、本音は雑草対策の人工芝工事。
雑草との戦いに勝利!?の瞬間です。