飲む水の量は1日にどのくらいが正常なのか?たくさん飲むのは個体差なの?

犬が1日に飲む水の量はどのくらいが正常なの?たくさん飲むのは個体差なの?

藤丸は夏頃からお水を沢山飲んでいました。
夏だから「ちょっとした運動でも喉が渇くよね」と思っていました。
気温が高い事もあるし、ものすごくあおいとじゃれて遊ぶから、その運動量ならきっと喉も乾くでしょうと、適正な量がどれくらいなのか、はっきりわかってはいなかったのですが何となくそう思って過ごしていました。

でも秋になって、気温も落ち着き、過ごしやすくなってきたのに、相変わらずの量を飲んでいたのです。
1日500ミリリットルのペットボトルを飲み干す勢いでした。
体重に対して、これは飲みすぎじゃない?そんな気がしてきたのです。

オシッコの色も薄くて量も多く、匂いも無いのは異常?観察してみると不安要素が

オシッコの色も薄くて量も多く、匂いも無いのは異常?観察してみると不安要素が

あおいのオシッコと比べると、色や量が明らかに違うし、何より臭わないのはおかしい気がする・・・
これは普通のことなのか、個体差として処理していい事なのか?
ネット検索すると、まさかの病気かもしれないことが判明!

顔面蒼白・・・
夏頃から、ちょっと気になっていたのに・・・
もっと早く検索していれば・・・後悔の嵐。

でも、ネット検索では病気かもしれないという結果だったけれど、確実に病気だという判断は素人ではできません。
かかりつけの病院へ連れて行くことにしました。
でも診察してもらうには、やはりオシッコが必要だよなと思い、何とか取ろうとするけれどそんなに簡単には取らせてくれないところが藤丸なのです。

給餌台にはまる。離陸準備完了!

トイレシーツを裏返しておいて、オシッコをしたら「スポイトで採る」と聞いたのでチャレンジしてみるも、前足だけトイレにかけて床にしてますね・・・
駄目です。床に広がったところからは採れません。
しかたなく、オシッコを採ることを諦め病院へ行きました。

血液検査、エコー検査問題なし・うんちも緩くないし至って健康体との事。
何となく気になる数値があるから、とりあえず抗生物質を飲んでみましょうということになり、薬を処方していただいて、様子を見ながら「また来週来てください」と言われました。

次に病院へ行くまでに、何らかの診断材料になるようにと、毎日水の飲む量をチェックしました。
診察の日、ほんのチョロっと取れたオシッコを持って再度病院へ行きました。
“尿検査異常なし”かかりつけの先生も診断に困り、内分泌について詳しいという先生を紹介してもらうことになりました。

尿検査異常なしかかりつけの先生も診断に困り、内分泌について詳しいという先生を紹介

どんどん大変なことに・・・
どうなっちゃうの藤丸・・・
怖い病気だったらどうしよう・・・
藤丸----!

紹介状とエコーなどの検査結果を持って、東京都内の動物病院へ行きました。
やさしそうな先生・・・
色々話を聞いてもらい、尿検査もしてもらった結果、まさかの診断結果が!

ひとこと、「体質です!」

先生の説明では、
「塩分を排出する力が強いので、お水を沢山飲んで排出をしていますね。塩分のみ出せる訳では無いので、お水を飲んで塩分を出していますね」
との事でした。

塩分を排出する力が強いので、お水を沢山飲んで排出をしています

病気じゃなくて良かった!本当に良かった!

でも体質???
体質なんですよね・・・

先生のその言葉に、思わず「クスッ」となってしまいました。

約1ヶ月間、週に1度のペースで病院に通い、病気だったらと不安になったりしたけど、結論としては体質。個体差でした。
でも、自分の体の中の塩分を、お水を飲むことでいい塩梅に排出してコントロールしているなんて、生命の神秘を感じる出来事でした。