後ろ足で床を蹴って猛アピール。「早くご飯をください!」「こっち見て!」まるで駄々っ子
いつも物静かな ももこは、気配を殺しているわけではないのでしょうが、「どこ?」と家の中で行方不明事件がよく発生します。
ソファーの後ろだったり、テーブルの下だったり・・・。
一番多いのは、私がリビングから洗面所へ行くときに後ろをついてきて、それに気づかず部屋へ戻ってしまった時です。
しばらくしてから「あれ?ももこがいない!」となり、あわててドアを開けて廊下を見ると玄関先でこちらをじっと見てつめて立ち尽くしている・・・
ものすごく悲しそうな顔で・・・
そんな存在感の薄いももこが、全力でアピールするときがあります。
ごはんの前です。
食いしん坊なので、そろそろご飯かな?という気配を察し、全力で吠えます。
もちろん吠え癖は困るので、一応無視しておりますが・・・
しかし、こんな時しか吠えないからと、心のなかで少し許してしまっている部分もあります。
そして、それを見透かすように、ももこの「ご飯をくださいアピール」が続きます。
そして、ただ吠えるだけではありません。
後ろ足で床を蹴りながら、全身を使って吠えてきます。
耳の毛が長めなので、髪?振り乱して一心不乱にアピールしてきます。
この癖?はパピーの頃からです。
わんこはみんな同じようなことをするのかと思ったのですが、颯太は全然しないので、個体差なのかなと思います。
脱臼後は足をいたわらねばならないのに床を蹴るのをやめられず、食事の前はスリングバックに収納?
生まれつきと診断されているのですが、骨が外れやすいため、先日、とうとう亜脱臼になりました。
足に負担を掛けないようにと先生に言われたのに、全身の力を込めて床を蹴ってきます。
これは止めさせねばと、他のことに気をそらそうとするのですが、食いしん坊はとめられません。
ごはんをもらえるまで、頑張ってしまいます。
仕方なく、私たちの食事の支度をしている間、ももこはスリングバックに入れられ私に背負われています。
斜めがけにして、バック部分は背中の方に。
油跳ねや水撥ねなどから守りつつ食事の支度です。
ももこはと言えば、それはそれで好きなようで、バックを持ってくると自分から入ってきます。
何時もと見える景色が違うからか、バックから顔だけ出していろいろなところをキョロキョロ見回しています。
また、肩こりがひどくなっちゃうよ~という、ママの気持ちはお構いなしの様です。
颯太は、「何で?ももこだけ―?」と言わんばかりに、足元をウロウロしながら見上げています。
ももこ、優越感・・・
ようやく食事の支度が終わって、2匹の食事の準備もしてスリングバックをソファーの上に下ろします。
そうすると一目散に、ご飯を貰う定位置に行ってクルンクルンと回って、喜びの舞をします。
毎日のことですが、「ごはんください」と見つめてくる目が、本当に愛くるしく、私自身も幸せな気持ちになります。
お腹の具合が悪い時や、亜脱臼になったときは、後ろ足での床蹴りや、喜びの舞はありませんでした。大好きなご飯も、あまり食べなくなってしまいます。
ごはんが早く欲しいよー!というのは、「元気の証拠」ということなのでしょう。
しかし、亜脱臼は繰り返しやすいため、悪化させないためには、特に後ろ足での床蹴りを止めさせないといけないので、要求をすぐ呑んでアピールをさせないか、気をそらすか、虫をするか迷います。
病気を悪化させないことと、躾の間で、何が一番正しいのか模索の日々です。