ドアを開けるためにジャンプする犬。小型なのでドアノブには届かず真似できない

自分の身体能力について自覚があるかないかわからないけど、ボール遊びは得意。ジャンプしてキャッチもできる。

よくテレビ番組やネット動画などで、ジャンプしたりして自分でドアを開けて家の中を自由に動き回るわんこを見ますが、とても賢いな~と感心してしまいます。
そこを開ければ部屋から出られることを学習していくのでしょう。

人は手を使って簡単に開けますが、わんこが同じようにして開けることはできません。
でも自分がどうすれば開けられるかを、自分の身体能力に置き換えて、「ジャンプして開ける」ということを選択することに本当に驚きます。

お見送りをするのにドアは自分で開けたい颯太。柱にノビノビして意思表示

お見送りをするのにドアは自分で開けたい颯太。柱にノビノビして意思表示

自分の身体能力を理解して、やりたいことをできるようにするために、どうすればいいかを判断して?実行しているかもしれない、我が家の颯太も、ある意味賢いのかもしれません。
絶対に届かないドアをどうやって開けるか・・・

リビングから廊下につながるドアを自分で開けてパパのお見送りをしたい颯太は、お出かけするのが分かると、先にドアの前に行って開けるしぐさをして待っています。
最初の頃は、パパさん誘導でドアを開けさせていましたが、最近では自分からやりたがるようになりました。

まずはドア本体ではなく、ドアの脇の壁のところで、全力で背伸びをして「ノブ開けてー」と言ってきます。
ウォーミングアップですね。

大きな子ならジャンプして開けることもできるようになるのかもしれませんが、ドアノブの位置は颯太にとって到底届きそうな場所ではありません。
そこで、アピールしてパパさんにノブを下げてもらいます。
カチッという音を聞くと、それを合図にドアに背伸びをした状態で全身の体重を預けて開けます。

一度ではなかなか開かないので、2、3回繰り返して、ようやく自分が通れるくらいの隙間を開けて、するっと出て行きます。
開けたつもりなのか、自分さえ出られればそれでいいのか、その辺りはあいまいですが、ドアを出たところで待っていて、パパさんの横を時々クルンと回ったりしながらウキウキな足どりで廊下を進んでいきます。
勢い良く回っても滑らないので、安心してみていられます。ワンラブフロア様様です。

リーダーウォークをしながら、「開けられたねー」「偉いねー」と褒められて、得意げな表情をしているのを見て思わず笑ってしまいます。

褒められるのは、やっぱりうれしいですよね。
人も犬も同じです。

毎朝、飽きもせずに、自分の仕事としてドアを開けてくれる?颯太です。
嬉しそうに見上げる瞳が本当に健気です。

一心に慕う思いが伝わるこんな仕草が、多くの犬飼いさんの心を鷲掴みにするんだなと、改めて実感しました。