多頭飼いで、一緒に遊んだりお留守番したりできれば寂しくないかと思いきや・・・
ももこと颯太は約1歳違いです。
ももこは4月30日生まれ。颯太は5月4日生まれ。
ももこが我が家に来てから、約1年2か月後に颯太は我が家に来ました。
颯太がお家に来たときは、ちょっとだけ興味を示したももこですが、基本、全てにおいて塩対応。
我が道を行くももこさんなのでした・・・(泣)
そもそも、ももこが元気に遊べる相手をお迎えしたくて多頭飼いを決心し、ペットショップの店員さんが苦笑いするほどのヤンチャぶりを発揮していた颯太をお迎えすることにしたのに、当のももこの反応が悪すぎて・・・
このままずっと一定の距離を保ったままなのかと不安になりました。
SNSなどで、たとえ犬種が違っていても仲良く寄り添って眠っている姿を見たり、何なら種族さえ違うのに、めちゃめちゃ仲良くしている姿を見ると、何故に我が子たちはこんな感じに“個”を確立しているのかと???マークだらけでした。
しかし“時”というものが、色々なものを取り払い、押し流し、2匹の間の見えない壁もいつの間にか消えて行きました。
ももこの後ろを着いて歩く颯太。
執拗なまでのクン活。
ほとんど颯太主導ではあるけれど、一緒に居るようになってきました。
同じベッドでお尻をくっつけて眠っている姿が見られるようになった時は、これぞ多頭飼いの喜びと感動でした。
もちろん、ももこが寝ている所に颯太がグイグイ入って行ってですけど・・・
犬のやきもち。長い間一緒に暮らしていても、ふとした瞬間に嫉妬心がわくようです
まあまあな距離感を保ちつつ、何だかんだ仲良しの2匹なのですが、ももこの中には「私はお姉ちゃん」という意識があるようで、先住犬のプライドというか、やっぱり自分が一番でないと許せない思いがあるようです。
多頭飼いをする際に「先住犬を優先した方がいい」ということは調べていたので、今まで、ももこは常に1番でした。
しかし、先日トリミングに行った際に事件は起こってしまいました。
お世話になっている動物病院の中にあるトリミングサロン。
1日預かりでトリミングをしていただけます。
もしも心配なところがあれば、獣医さんも一緒に確認して対処してくださるので、体が弱いももこにはぴったりのサロンです。
夕方、お迎えに行くと2匹一緒に抱っこされて私の所へ来ました。
2匹共、ちょっとでも早く私に抱っこされたくてジタバタしています。
手足をジタバタしますが、吠えたりしないのが、ちょっとだけお利口ポイントです。
いつもなら、ももこを先に抱っこしてクレートに入れてから、颯太を抱っこするのですが、
今回は看護師さんの体制的に颯太が先に抱っこをされました。
もちろん、すぐにももこも抱っこされてクレートに入り帰宅。
しかし、ももこ的に、これは重大事件だったのです。
私が先じゃなかった・・・
颯太の方が、先に抱っこされた・・・
私がお姉ちゃんなのに・・・
家に帰って、いつものようにおトイレを済ませ、ご褒美をもらうまでは良かったのですが、その後、ダイニングテーブルの下、ソファの後ろなど、隅っこの方に行ってしまい呼んでも来ません。
いつもだったら、すぐにパパさんに抱っこされて、まったりタイムを満喫するのに、目も合わせません。
どうしちゃったのかと、すぐに不安になる私・・・
健康のバロメーター。ご飯の食いつき具合を見るために、すぐにお食事タイム。
何時もと変わらず、モリモリ・カリカリ食べています。
お腹が痛いわけじゃない・・・
食事後に床に座って「おいで」をすると、さっそうと走って来るので「何だ気のせいか」と、ちょっとナデナデした後にソファに座らせるとまたも隅っこへ退避。
何だろう・・・???
必死に考えました。
そして、ハッとしました。
さっき颯太を先に抱っこした!
これは絶対に、やきもちだ!
ももこを抱っこして、ナデナデ。
ごめんねー・・・と言ってナデナデ。
いい子だよー・・・と言ってナデナデ。
一番大好きだよ・・・と言ってナデナデ。
このとき颯太の方をチラチラ確認。
颯太はまったく気にせず、おもちゃをブンブン振り回して遊んでいます。
ももこが抱っこされていると、颯太も「抱っこしてー」と、せがむことが殆んどですが、日中家に居なかったので、遊びんに夢中になっていて、ある意味助かりました。
しばらくの間、抱っこしながらお話をし「もう大丈夫かなぁ・・・」という不安もありながら、そっとソファに座らせると、一旦ソファから降りてお水を飲んだ後、いつも通りパパさんの所へ行ってまったりし始めました。
!!!!!
嫉妬・・・恐るべし!
これからは気を付けないと!
分かっていても、ついやってしまった大失態。
人の心も、犬の心も、どちらもとってもデリケート。
知らず知らず気づ付けてたりするのかな・・・
ももこに考えさせられました。