小型犬の脱臼。生まれつきの奇形が原因のことも多く、より負担のかからない生活の工夫を

小型犬の脱臼。生まれつきの奇形が原因のことも多く、より負担のかからない生活の工夫を

突然、ももこが左の後ろ足をついて歩けなくなりました。
朝起きて、おトイレへ行くときも3本足でぴょこぴょこ歩いていきます。
足の裏に怪我をしたのかと、肉球を念入りに調べてみても特に傷ついているところはありませんでした。

折れてしまったのかと思って、足をゆっくり撫でるように触ってみても、痛がることも嫌がることもありません。骨折ではないようです。
パピーの頃に言われていた「股関節が外れやすいから気を付けて」という獣医さんの言葉を思い出し、朝一番で病院へ行きました。

亜脱臼と診断、自然に戻ることもよくある。戻れば痛くなく、普通に歩けるように

亜脱臼と診断、自然に戻ることもよくある。戻れば痛くなく、普通に歩けるように

脱臼だということはすぐにわかったのですが、念のためレントゲンを撮りました。
足がつけなくなる場合、稀に腫瘍が原因など、まったく骨や筋肉に関係ない病気が原因のことがあり、可能性が0でないなら、しっかり診ていただいた方がいいと思ったからです。

レントゲンの結果、生まれつき骨が奇形というか、あるべきサイズに成長していないというか、小型犬によくある症状からくる「亜脱臼」でした。
これはパピーの頃から言われていたことだったので、「とうとうか・・・」という感じでした。

病院に行った頃には、普通に歩けるようになっていました。
これもよくあることで、亜脱臼の場合、さほど痛がらず何らかのきっかけで骨が定位置に戻り何事も無かったかのように歩くようになるとの事でした。

歩行確認のために診察台から床へ降ろすと、慣れ親しんだ診察室を好き勝手に歩き回り、いろいろな場所をクンクン、チェックしております。

このまま様子を見て大丈夫との事でしたのでひと安心。

でも、脱臼は繰り返し起こることなので、注意が必要との事でした。
足に負担がかからないように高所からの飛び降りや、長時間の歩行など、注意することが一杯です。
床に関しては、滑りにくい床に張り替えをしてあるので、その点だけは安心なのですが、心配なのは高所からの飛び降りです。

飛び降りるというか、正確には落下です。
ももこはかなりドジっこです。

ソファの上に居るときに、座面が無くなったところを普通に歩き、万歳をしながら落下して行ったことがありました。

ステップを踏み外し、転げ落ちていくこともありました。

夜、おそらくおトイレへ行きたくなったのだと思うのですが、ベッドの端を歩いていて踏み外し落下したこともありました。

こうなると、床以外の場所、ソファもベッドも禁止ということになります。
眠るときも、パパさんの手をペロペロしながら、腕枕で眠るのが大好き

しかし、ソファの上でまったりするのが大好きなももこにとって、ソファ禁止は何だか酷な話です。
眠るときも、パパさんの手をペロペロしながら、腕枕で眠るのが大好きなのに・・・。
何より、身勝手かもしれませんが、私たちが淋しい。

ドジっ子は治ることはなさそうですし、何か対策をとらないといけません。

今回も、明け方4時30分頃に、おそらくトイレに行ったのだと思うのですが、ベッドの上ではなく床に居て、声にならない声でこっち見てアピールをしてきました。
抱っこすると、全身ブルブル震えています。
しばらく抱っこしていても納まらず、私のお腹の上でナデナデされながら、朝を迎えました。

そして、リビングへ行って普通に歩けなくなっていることが発覚したのです。
3本足歩行に加え、何時もみたいに「早くごはんー!」と訴えてきません。
目の前にごはんが置かれても、おずおずと食べています。
食いしん坊が封印されるほどの何かが彼女を襲ったに違いありません。

今までの経験からすると、おそらくベッドから落下したのだと思います。
端っこを歩いていて・・・
きっと万歳しながら、落ちて行っていってしまったのだろうと思います。

なぜそこを歩く?と思うことがよくあるのですが、彼女の中のルールは変えられないらしく、決まった行動をします。

一緒に眠るという習慣はなかなか変えられそうにありません。
よって、ベッドの高さを変更することに・・・
ベッドフレームを解体し、マットレスのみにして、硬めの角型クッションを1つ高さ調整のために置きました。

これでステップ無しで上り下りしても大丈夫になりました。
おそらく落下問題も解決かと・・・。

すっかり元気になった ももこは、今日も食いしん坊ぶりを発揮し、「ごはんー!」と訴えております。

本当に良かった・・・