健康寿命を長く。犬にとって幸せな生活の基本は?病気との付き合い方は?
最近は人も犬もとても長寿になってきて、老後をどう生きるか、その質を考えることが多くなりました。健康寿命といわれる範囲はどんな状態になるまでをいうのか、様々な捉え方がありますが犬の場合はどうでしょうか。
健康=病気ではない ということではなく、薬を飲んでいても、治療を受けていても、介助なく、その病気などと上手に付き合いながら生きていくことが健康寿命ということになるのではないでしょうか。
長期の闘病生活でも、充実した、犬らしい日々の暮らしを飼い主として模索
蛋白漏出性腸症の ももこ は、毎日お薬を欠かすことはできず、月に1度、経過観察の通院をしていますが、その日常は、ご飯をいっぱい食べて、ぐっすり眠って、後輩犬の颯太とパパさんのお膝の取り合いバトルを繰り広げたりしながら暮らしています。
元気いっぱいです。
持病がない子に比べれば、神経をとがらせていることも多々ありますし、何かあれば、まず真っ先に体調悪化の不安が付いて回ります。
かといって、宝物のように箱に入れて大事にしまっておくような生活は、“生きている”という喜びや楽しみや充実を奪ってしまうのではないかと思います。
細心の注意を払って、でも、いろいろな経験をさせてあげたいと思っています。
これは犬に限らず、人も同じことが言えるのかもしれないですね。
臆病になりすぎて、閉じこもってしまっていたら、または、閉じ込めてしまっていたら、生活の質も、肉体的・精神的な健康も失ってしまうかもしれません。
人は自ら考え行動していくことができますが、犬は飼い主の考え方によって、おかれる環境や生活の質が大きく左右されてしまいます。
より長く、良きパートナーとして共に生きていくには、飼い主がこれからのことも含めて日々の暮らしをしっかりと考えなければなりません。
大失敗してしまった歯磨きが、そのことを本当に真剣に感じさせる出来事でした。
情報が溢れるネット社会で検索し放題なのに、なぜ、もっと知識を得てより良い対処法を探さなかったのか。獣医にアドバイスをいつでも受けられる環境なのに、なぜ相談しなかったのか、若干の歯磨きに対する苦手意識と、ほんの少し心をかすめた、「まぁ、大丈夫だろう」などという未熟な考えによって辛い思いをさせてしまったことが心底悔やまれたのです。
なんかこんな風に書くと死んでしまったような重苦しさですが、2匹とも元気です。
ただ、心から反省をしたんです。責任の重さを感じたのです。
私もそこそこの年齢で、健康寿命というワードに敏感に反応してしまいます。
2匹のわんこ共々、心も体も健康でいられるように頑張らねばと思っています